湘南 西湘 シーバス釣行記−SandWalker



我々釣り人を取り巻く環境は年々厳しいものになってきています。
一部の心無い釣り人の企業敷地への不法侵入やゴミのポイ捨て問題などで釣りが出来る環境が少なくなってきています。

もちろん水辺では釣り関連のゴミはほんの一部で無法者達のBBQや花火のゴミなどが大多数です。しかし世間の目は釣り人にも厳しく向けられます。
日頃通い慣れた素晴らしいフィールドもいつ突然『釣り禁止』になるか分かりません。
一度『釣り禁止』に指定された場所を再び釣り人に開放することは容易ではありません。

本来釣り人は自然を愛し自分達のフィールドを守るべき立場です。

人知れず釣行の度にゴミを拾っていく釣り人の鑑のような方もいます。しかしその善意も世に届かねば一般人から見ると『ゴミを捨てていく心無い輩』と同じ括りに見られてしまいます。

森を守るためにキコリがいるように綺麗な水辺を守る為に釣り人がいる。

世の人々にそんなイメージを与えられたら『釣り禁止』という悲しい状況は生まれないのではないでしょうか。その為にはアピールも必要です。
最も効果的なのは水辺を管理管轄する行政にPRすることではないかと考えています。

ボランティアのゴミ拾いはその場所を管轄する市役所・町役場に申請を出せばゴミ袋も提供してくれますし、集めたゴミを回収もしてくれます。
手続きも必要書類に代表者氏名、住所、ゴミ拾いをする団体名、日時などを記入するのみ。10分かからずに終了します。

もし団体名に『釣』の文字が入っていたら釣り人のイメージをアップする最高のPRだと思いませんか?

今回の大会はそのような狙いも含んでいます。

釣り人が皆で集まってイベントやると水辺が綺麗になるんだよね。

行政の方にこう思って頂ければ釣り人の憩いの場である水辺はいつまでも我々の傍にあり続けてくれるのではないでしょうか。


参加者はそんな小難しいことを考えずとも思い切り自然豊かな相模湾の海や川を釣りを通じて楽しんでください。
そして表彰者の集計を行っている待ち時間で河川敷の清掃を手伝っていただければと思います。


いつまでも水辺が我々釣り人を迎え入れてくれるように。


                                   久保田 剛之



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